東京オリンピックのコアグラフィックスについて解説

2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は、同大会でも用いるアイテムのベースデザインとなる「コアグラフィックス」を発表しました。
あまり聞きなれない「コアグラフィックス」とその内容について解説していきます。

コアグラフィックスとは

大会のイメージを決める大切なデザイン。オリンピックを象徴する装飾やデザインのベースとなるデザインのことです。

東京オリンピックに関連するすべてのもの、例えば大きいものでは競技会場の装飾であったり各種看板など、関連職員のユニフォーム、チケットデザインまで、このコアグラフィックスをベースにデザインし、東京オリンピック全体として統一感をもたせます。

大会の視覚的印象を決定づける大切なデザインなわけです。

ちなみに、前回大会のリオオリンピックは緑と温かみの強い黄色のデザイン。ロンドンオリンピックは紫に近いピンク色でした。とくにロンドンオリンピックのピンク色は、新鮮で強く印象に残っています。

東京オリンピックのコアグラフィックスは?

エンブレムに藍色が使われています。公式サイトも同じ藍色を基調としたデザインであり、白+藍色のデザインで統一していくかと思っていたのですが、全く違うコアグラフィックスが発表されています。

日本の伝統的な色ともいえる「藍」「紅」「桜」「藤」「松葉」とそれぞれの色に近い色を重ねたデザインとなっています。

それぞれの色の特徴は以下のとおりです。

【藍(あい)】日本人に古くから親しまれてきた青色です。世界でも日本を表す色として広く知られ、大会エンブレムの色も藍色のひとつです。

【紅(くれない)】赤色は古来より祝事などでよく使われ、日本を象徴する色です。

【桜(さくら)】平安時代から日本人に広く親しまれているだけでなく、世界の人々からも知られている桜の花の色です。

【藤(ふじ)】枕草子に登場するなど、古来より日本の美しい花として知られる藤の花の紫色です。

【松葉(まつば)】枕草子に登場する縁起が良い樹として祝事に用いられる松の葉の色です。

色はもちろんですが、そのネーミングも日本らしい名前でいいですね。

過去の2大会が、明るく目に刺さるような直球な色だっただけに、今回の日本のコアグラフィックスは、奥ゆかしく、大人しく、日本らしいよいデザインだと思います。

エンブレムデザインや新国立競技場デザインなど、デザインに関してすったもんだの多い東京オリンピックですが、今回のコアグラフィックスは、いいですね!

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